ちよだの声 FAXニュース14号をお届けします
~パンドラの箱が開き始めた~
決算否決後初の予算議会を終えて
3月14日(水)新築麹町中学校のお披露目、幼小中の卒業式など地域行事と平行して、29日間の予算議会が 3月16日(金)日程通り終了しました。3.11東日本大震災から1年、区予算においては、防災予算が増える等、本来ならば区と区議会が叡智と力を合わせるべき時ではありますが、昨年より石川区長と議会の様々な行き違いが重なり、区民生活に影響を与えかねない事態が続いておりました。見方を変えれば、自民党が「類い希な人物」と評した副区長不在となったことによって、パンドラの箱が開き始めた状況かもしれません。結果、補正予算については、減額修正を全会一致で可決、通常予算は賛成多数で可決することとなりました。主な論点は「109町会分の予算を認め新たに区長が追加してきたプラス1町会分を減額」。私たちは、この点については、町会の問題にとどまらないと考え、これを皮切りに補助金のあり方そのものを見直すべき時に来ていると指摘し、議会全体の減額修正予算提案理由として、これまでの課題を1つ前に進めることが出来ました。又、これがきっかけで千代田のコミュニティーのあり方論も本格化出来るものと考えます。
~企画総務委員会より~
◆富士見地区リセフランコ跡地計画に陳情続出(中層の住宅地に25階マンション計画➡現在22階に)
昨年末、地元町会と環境を守る会より、『マスタープランに沿う計画に』(高さを下げて欲しい)という陳情が区議会に出され趣旨採択をした旨、報告しました。3階下げるという事業者提案に、地元との合意がささやかれる中で、向こう三軒両隣ともいえる地権者のルーテル寺院(東京都及び千代田区指定の歴史的建造物)およびシャミナード修道院、および直下に住む住民グループより複数の陳情等が提出されました。いずれも重みのある陳情です。千代田区と区議会および東京都の姿勢が問われます。
~環境文教委員会より~
◆(仮称)子どもの遊び場確保条例の制定により、遊休私有地の活用も視野に入れた公園・広場
の利用方法を検討し、子どもが遊べる空間を増やす方針が示されました。
◆(仮称)子ども発達センターが11月より神田さくら館内に開設されます。利用枠が大幅に増え、保護者同士の交流の場も設けられます。
◆空間放射線量測定器を3台購入し4月2日より貸出を始めます。予約(3211-3699公害指導係)
~生活福祉委員会より~
◆スポーツセンター改修(予算額632,456千円)
約築40年のスポーツセンターを今年9月より6ヶ月かけて改修、リニューアルオープンは、来年4月予定。
◆消費生活支援事業(スタンプカード事業・予算額81,199千円)
今回は、18才未満と65才以上の区民対象。懸賞ハガキは続行。予算は前年度の半分以下に。
【湯河原千代田荘のその後について】 (生活福祉委員会 3/12 3/15 2回開催)
区が業務委託するという方向が決まっただけで、期間も契約金額も未定。「長い歴史があって簡単には行かない」との区側の答弁は、説得力に欠け今までの湯河原企業組合議案に委員会は否決。次回は3/27開催。
◆今後の主な委員会日程◆
3月27日(火)14時~ 生活福祉委員会 4月上旬に企画総務委員会、駅周辺特別委員会(陳情審査)予定