旧千桜小学校跡地の計画の不思議!(東松下町計画)
みんなの財産、学校跡地が知らないうちに、
処分される??
【神田東松下町計画の問題点】
約1000坪の千桜小学校跡地の4割に区営住宅(約100戸)。残りを定期借地で貸し付け、周辺14件の地権者と共同化して民間住宅150戸を建設する。
10月15日に閉会した千代田区議会では、①地域及び議会への説明が殆どなかったこと、②対一部地権者、対事業者との関わり方に公平性が欠如していたことなどの疑念が確認されました。
【10月9日石川区長が疑念を認める】
本計画は、・・・・ご疑念を払拭できなかったことは、誠に遺憾であります。
つきましては、私として本計画を一端止め、再度点検し、できるだけ速やかに議会と協議してまいりたいと思いますので必要な時間を頂きたいと存じます。
◆1、まちづくり推進部長の権限を逸脱か?!
通常、区有地の処分は、「用地問題検討委員会」でその是非を協議し、借地ならいつまで、いくらでとその条件を決めた上で、対外的な契約をする。今回の場合、それらのことは何も決めずに会議も開かず、議会にも相談報告一切なしで、地権者の会とまちづくり推進部長との間で、「覚書」(平成19年9月)として、貸し付けることを約束している。
定期借地は「処分ではない」とか、覚書は契約ではないと繰り返すが、50年以上の超高層建築物が建つのに、売却しないのだからというのは理由にならないのでは、ないか。
◆2、区議会と地域住民には秘密?
平成16年3月(一棟建て計画)を最後に、千代田区は3年半も地域住民に計画変更(二棟建て・定期借地方式)の説明すら、一切行わず、14地権者とのみ会合を重ねてきた。区議会にも重要事項の報告すらせず、そのことは、区も認め陳謝を繰り返している。しかし、なぜ??との疑問に解答はない。
区は公益通報制度による内部調査をすると約束している。
◆3、契約に客観性がない
~2006年からずっとK設計に~
まちみらい公社(区が出資)が推薦した地権者のコンサル(K設計)を、千代田区は特命随契で契約し、その後の設計まですべてを、K設計に委託している。プロポーザルをやったというが・・・。
◆4、この計画を支配しているのは、
まちづくり推進部長の個人的人間関係!
この計画のすべてを請け負っているK設計、当該地権者住民とこの計画を一貫して進めてきたまちづくり推進部長は、地域のNPOの役員を担う者同士。区民の利益より、身内の利益を優先する思いがなかったといえるだろうか。
K設計は、まちみらい公社の評議委員でもある。
◆5、デベロッパーは、千代田区と関わりの深いM地所と・・?!
区有地にかかわる契約条件を、14地権者とデベロッパーで協議している。現在、2社が残っているというが、実はもうM地所に決まっているというのは業界では有名な話。私たちのみんなの土地がこのように処分されていくことをあなたは許せますか?
◆6、50年~で取り壊すマンション建設が
住み続けられるまちづくりといえますか?
いまは、どのくらいの広さのマンションがどのくらいの価格で売り出されるのかと聞いても、まだこれから、地権者とデベロッパーの協議が整ってからだと言います。
土地の鑑定もしていない・・。取り壊しの費用積算まで、示されてよいはずが、すべてこれからと・・・。
*こんな形で区有地が処分され続けたら、大変です。旧区役所、小川町広場、旧永田町小学校など、これが始まりではない!私たちは、住民や地域の方々と何回も話し合い、進めることを望んでます。