とうとう、九段会館が解体!
「帝冠方式」の一部、城郭風建築を残し17階建てに生まれ変わります。
完成は2022年7月予定とのこと。
毎日新聞2018年5月3日 地方版
https://mainichi.jp/articles/20180503/ddl/k13/040/006000c
九段会館、複合ビルへ 7日から解体 22年7月完成予定 /東京
2011年の東日本大震災で損壊し、30人を超す死傷者が出た九段会館(千代田区)で、7日から本格的な解体工事が始まる。玄関やホールなど「帝冠(ていかん)様式」と呼ばれる城郭風建築を一部残し、地上17階、地下3階建ての複合ビルに生まれ変わる。完成は22年7月の予定だ。
東急不動産と鹿島が出資した合同会社が3月、財務省関東財務局と合意書を締結した。定期借地権方式で、約8700平方メートルの土地を70年間借地する。複合ビルにはオフィスや店舗などが入居する。城郭風建築は正面部分などを残し、宴会場などに活用する。
九段会館は1934年に「軍人会館」として建設された。在郷軍人の宿泊などに使われ、36年の2・26事件では戒厳軍司令部が置かれた。戦後は連合国軍総司令部(GHQ)の接収を経て、日本遺族会に無償貸与された。東日本大震災で天井の一部が崩落し、現在は閉鎖されている。【高橋昌紀】
〔都内版〕